筆者は2025年4月1日から25日までタイに滞在していたのですが、その期間中に2025年3月27日から4月7日まで開催された【バンコクインターナショナルブックフェア2025】に参加してきました。
ラチャダーピセーク通りにあるクイーンシリキット・ナショナルコンベンションセンターで期間中、午前10時から午後9時まで開催されました。
このイベントへの入場は無料!
第53回目を迎えたこのイベントでは前年より大幅に増加した400社の出版社が出店。
1,200のブースで約200万冊もの膨大な書籍が展示され、10のフォーラムまたはセミナー、そして90のステージイベントも開催されました。
ブックフェアというから本だけなのかと思いきや…これって楽園かしら!?という構成だったのでレポしてみようと思います。
大人も僧侶も学生たちも大集合
駅を降り、会場に向かう途中も大混雑。会場から駅へ帰るひとも両手に袋を持っていたり、小さなスーツケースを持った人がちらほら見られます。
中に入るとさらにびっくり、東京ビックサイト展示場くらいの広さに人がひしめき合っています。
本はハードカバーからペーパーバック、古本などがあり、種類は専門書や児童書など様々な分野に分かれてブースがあります。

洋書古本コーナー
実際私がタイで英語のペーパーバック一冊を買おうと思い手に取ると約4,000円と、割と高めでした。
そういうこともあってか、古本コーナーにはたくさんの学生さんがいました。

すごい量を買い込んでいますね!
タイの複数の友人もそうなのですが、自己啓発本が好きな人が多いイメージです。
紀伊国屋などに行っても路面沿いに並んでいるほとんどが自己啓発本。
PHP出版の「猫を処方いたします」シリーズもタイ語バージョンが出版されていて、とても人気でした。
PHP出版さんによると、アジア各国だけでなく欧州からもオファーがあるそうです。すごい!
コミックコーナーや同人誌も
ブックフェアだというからもう少し静かなイベントかと思いきや、コミックや同人誌も販売されていて、コミックマーケットのような場所もあります。
特にタイのBLはドラマ化され、全世界に人気を博すほど文化が広がっており、だいぶスペースを割いてありました。
タイ国内だけでなく、韓国のウェブトゥーンで人気のBL作品も多く出展していました。

近くのカフェでは人気BLコミックのコラボを開催
タイでも日本のアニメはとても人気で、今は【SAKAOTO DAYS(サカモトデイズ)】が一番人気。
日本人だと分かると、色んな人が日本のアニメは最高ですね!と楽しそうに声をかけてくださりうれしかったです。
有名な作家さんのトークショーや即売会の開始待ちで、外には多くの人が待機しています。
ブラインド商品の交換会も行われていてブックフェアというよりは、コミケやライブ会場みたいですね。
雑貨もあるよ!
さらにそれだけではありません。
一部エリアは手作り作家さんの雑貨を販売するコーナーとなっていて、ここも大混雑でした。
本に関連するものもあれば、無い物も。
日本でいうならアート&てづくりバザール、通称てづパがまるごとやってきたような感じです。
手帳につかうシールや栞などのアイテムや

ジャーナルステッカー
とても流行しているキーボードアクセサリーや
希望の絵を描いてくれて出来上がるとプリクラのようにスリットから出してくれるところなど、本当に様々な雑貨があります。

依頼する時に木製のコインをくれて出来上がり時間にコインを入れるとスリットから出してくれます
本だけじゃなかった総合フェア
ブックフェアとコミケとてづパが一緒になったような会場で、日本だと別々に開催されるイベントが一か所で行われていることに面食らいました。
でもこうやって回ってみると、本・漫画・雑貨を求める人たちって属性が一緒なのかも?と感じました。
真面目な本が好きな人も、児童書を求めてやってくる親子連れも、コスプレをしたアニメ好きも、雑貨が好きな女性も、それぞれが違うジャンルとして独立するのではなく包括されているところにこのイベントの良さが表れているなと思います。
とっても広くて見ているだけでも疲れてしまうので、ミニフードコートやスナックコーナーもありました。
こういうイベントが日本であっても面白いのにな~。
だいたい毎年3月末から4月頭にかけて開催されているようですので、期間中にバンコクに行かれる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
私はいつも【バンコクインターナショナルコンベンションセンター】のイベントカレンダーからチェックしています。
https://www.businesseventsthailand.com/en/event-calendar
※このブログは筆者の個人ブログから抜粋して記載しております。