スケッチブックやノートの秘密。紙のスペシャリスト・マルマン株式会社の本社に行ってきたよ!

みなさんこんにちは。

先日、東京出張に合わせて「マルマン株式会社」さんの本社にお邪魔してきました。

みなさんは【マルマン】と聞いたら何を思い出しますか?

スケッチブック?それともクロッキー帳?

画材だけではなく、ノートも色々とあるのです。

では一緒にマルマンさんの秘密を見ていきましょう!

エレベーターからショールームまでスケッチブック柄

マルマンさんのショールームはビルの3階にあるのですが、エレベーターのドアがスケッチブック柄!

マットもスケッチブック柄でワクワクしちゃいます。

丁度、翌日からの展示会のために代表的な紙が試し書きできるように置いてありました。

日本で一番オリジナルノート用紙を作っている会社

マルマンさんの紙は、ほとんど品番+紙の重さで分けられているのをご存じでしたか?

〇〇g/㎡ と書かれているのですが、これは一平方メートルの紙の重さのことです。

重くなるほど厚みがあるということ。

実際、どれくらいの違いがあるか代表的なノート用の用紙で比べてみます。

レポートパッドのような裏面を使わない前提のものは薄く、ニーモシネのように万年筆も使う前提のものは厚くなっています。

いろんなペンで書いてみたので、ちょっと見てください。

結構蛍光ペンなんかは裏抜けしやすいですがどうなっているか裏面も見てみましょう。

80g/㎡の厚さになると、油性マジックの裏抜けもほとんどありません。

一番薄いものでも蛍光ペンの滲み出しが少ないのはさすがマルマンさんの紙だなぁと感心しました。

全部で4種類のノート用の紙があるのですが、これだけの種類を自社で作成できるのは日本でもマルマンさんくらいだとか。

 

画用紙いろいろ

youtubeを良く見られる方ですと、テロップや回答を描くのにマルマンスケッチブックを使っているのを見かけると思います。

書きやすくて、色がしっかりと出る、信頼のブランドなのです。

マルマンスケッチブックの立役者といえば「つば九郎」

中の人(などいないのかもしれませんが)は残念ながらお空の住人となってしまわれましたが、毎年テロップ用のスケッチブックを本社に取りにきていたそうです。

こうやって見ると、つば九郎だけでなくオリジナルのノートやスケッチブックがたくさんあるのが分かりますね!

別注オーダーもできるので、イベントやノベルティにぜひお使いくださいね。

さて、描画用の紙でひとつ発見があったのでご紹介させてください。

みなさんよくご存じのクロッキーブック

クロッキーブックは透かしてみると筋が入っているのですが、この筋を賽目といいます。

マルマンのクロッキーブックは2種類あり(色違いも合わせると3種類)、光に透かして見るとよく分かるのですが、一般的に使われているクロッキーブックは賽目がブロックのように入っていて、クロッキーブック アンチークレイドは切れ目が無く賽目が入っています。

往年の巨匠たちのデッサンには素朴な味のある簀目入り紙を使っているものが多くあり、その簀目入り紙を再現すべく開発したのが古典的簀目入り紙・アンチークレイドペーパーです。

そもそもクロッキーとは、時間を掛けて綿密に描いた物ではなく、数分で対象のアウトラインのみを辿った絵のこと。

練習用として使うことが多く両面にたくさん書けるクロッキーブックと、対象物を見たまま、ありのままを詳細に描くスケッチとしてもつかえるアンチークレイド。

どちらも店頭でじっくり違いを見て頂きたいなぁと思います。

どっさり書けるイチオシノート

マルマンのスパイラルノートは、どっさり150枚入りのものがあるのをご存じでしたか?

スパイラルノート自体は発売からもう10年。

シンプルでタフなクラフト表紙とめくりやすいリング製本。
そして一枚を切り取る時に便利なマイクロミシン目加工が施されています。

リングの端は引っかからないように内側に入れ込んであるのもポイント。

先に紹介した裏移り比較でも油性マジック以外はほとんど裏抜けしない紙を使っているから、毎日たくさん使いたい勉強用のノートとしてもおすすめ。

海外では大容量ノートは珍しくないのですが、日本ではあまり見かけないですね。

大人になって再び勉強をする身としては、ノートの書き心地は集中力に直結するなと実感しています。

大容量でガツガツ書けるから、アイデア出しなどにもいいかもしれませんね。

おまけ

スパイラルノートの展示用に超ビックなスパイラルノートがありました!

なんとこちら手作りだそうです。すごい!


マルマンさんの紙へのこだわりがよく分かる展示でした。

みなさんもノートや描画用の紙を選ぶ時に実際に見て触って選んでみてくださいね。

 

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